せっかく採用しても、すぐに離職。そんななかなか定着しない人材に、頭を悩ませていませんか。 離職に至った理由はさまざまですが、その原因を理解して対策を講じれば、離職を少しでも防ぐことができるということ。
人材が定着しない、離職を選択してしまう原因には、以下のようなことが考えられます。
ただ与えられた目の前の業務を淡々とこなすだけでは、その業務を行うことの意味を見出せず、自分の業務に対するやりがいを感じられません。
やりがいを感じられないまま同じような業務をこなす変化のない環境に疲れ、離職する可能性も出てきてしまいます。
業務をいくら頑張っても、なかなか成果を上げることができない。どれだけ努力しても成果を上げることができなければ、やる気がなくなってしまいます。その結果、生産性の低下や離職にもつながるでしょう。
どのようなプロセスを踏めば成果を上げることができるのか、社員が少しでもわかるような社内制度が求められます。
業務を遂行して、自分の企画を出して、成果をある程度出した、それでも待遇が上がらない。成果を上げたのに何も会社からの見返りがない、このような環境で長くは働いてくれません。
また、このようなことがきっかけで、自分が思い描いていたものと違う、理想とする自分の思い描いていた未来のためにと、新たな環境へ移ろうと離職に至ってしまうのです。
成果を上げたいと思っても、具体的に何をしたらよいのかプロセスがわからなければ、せっかくの頑張りも無駄になってしまうもの。自分が行っている業務に対しても意義を見出せなくなり、離職に繋がってしまいます。
そのような状況に陥らないためにも、自分が目標とすべきことを明らかにし、今向かうべき方向性を定めることが大切。その目標に向かい、どのようなプロセスを踏むべきなのか、具体的な行動について可視化するような取り組みが必要となります。
目標があればそこに向かって努力したいと、意欲的に業務に対して取り組むことが可能に。また具体的にどのようなことをすべきなのかがわかれば、業務の生産性も向上するでしょう。
せっかく成果を上げても、何も会社からの待遇を受けることができない状況であれば、また成果を上げようという意欲も削がれ、積極的な業務遂行には繋がりません。
このような場合、成果を上げた社員に対して、その成果に応じた待遇が受けられるような制度改革を行うことで、離職率を下げることが可能。
また、どのようなことを「成果を上げた」とするのか、その評価に関しての整備をすることで、社員に対して公平な評価をすることができ、納得感のある待遇に繋がります。
業務を進めているが、会社に貢献できているのか自信がない、この方向であっているのだろうか。そのような不安をかかえたまま日々の業務を行っていれば、不安感が強まり、自分の新たな居場所を探すために離職へと心が傾いてしまいます。
そうならないためには、社員への勤務態度や成果への定期的なフィードバックをすることが有効的。現状のフィードバックと今後の進め方などを上司と一緒に話し合い、相談できる機会がとれることで、不安感を減らすことができます。
また、コミュニケーションをとる時間も増えるため、もし社員が悩んでいたり、不安を感じていたりした場合も、早めに気づくことができ、結果離職を防ぐことにも繋がるのです。
働き方にも多様性が出てきており、今の自分の労働環境や働き方を考え直す機会が増加。「現状に納得できない」、「自分の思うような未来が見込めない」などと感じれば、「離職」という選択肢を選ぶ可能性も高まっています。
このようなことを避け、人材を定着させるためには、人事評価制度を整備することが近道。ただ、この会社で働き続けたい、成長したいと思えるような評価制度を自社で一から作るのは至難の業。評価制度に関して知見のあるコンサルに依頼することをおすすめします。
企業の成長段階に合わせた人事評価制度の導入は、組織全体のパフォーマンスを向上させることができます。人事評価制度を導入したい目的から選ぶのがポイント。おすすめのコンサルティング会社を3社ご紹介します。